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マイオセラピーとは

マイオセラピーとは慢性的な筋肉の緊張を振動により取り除くことにより、血液循環を改善し、脊髄神経や自律神経への血液循環を正常化にすることで機能の改善を促す療法です。

マイオセラピー施術法

 

マイオセラピーの施術法
椎間孔(背骨から出る神経の孔)周囲の深層筋群に筋肉の緊張や拘縮、短縮が生じると、神経に血流を送る動脈が圧迫を受けて絞扼障害を受けます。
 
 
絞扼障害を受けることで運動神経ならば運動力学機能、感覚神経ならば慢性的な痛みや感覚異常、自律神経ならば内臓機能に影響を及ぼします。
 
 
緊張した筋肉は深層のため、手技ではなかなか届きづらい位置になります。腰部では5㎝程度の深さにもなります。
 
 
マイオバイブという専門の振動機によって、椎体(背骨の骨)を約20Hz、1.5㎜の振動幅で振動させることで、緊張や拘縮、短縮した筋肉を弛緩させます。
 
 
これにより虚血状態であった神経線維に円滑に血液供給を行うことができ、本来の運動生理学機能や内臓機能の改善に繋がります。
 

 
 
マイオセラピー

マッサージとの違い

 

 マッサージでも筋肉の緊張を改善し神経への血液循環を改善することは可能です。
 
 
しかし、慢性度の高い症状ほど、深層の筋肉の状態が悪化しているケースが多いのです。そういったケースでは、手技によるマッサージでは刺激を届けるのが困難になります。
 
 
マイオバイブでは先端の面積が小さく設計されていることと、筋肉が弛緩しやすい50Hz以下での振動数で施術が可能となり、患者様の負担も少なくて済みます。
 

カイロプラクティックとの相性

 

カイロプラクティックは関節の機能性に着目し施術を行います。
 
 
そのため、長期間の症状の継続による筋肉の異常収縮が伴うタイプよりも、急性期のぎっくり腰や首の痛みなどの症状に非常に効果が高いのです。
 
 
カイロプラクティックにより神経機能の働きを正常にした上で、正常に働く環境になった神経に対して十分な血液供給をマイオセラピーで行うことで、慢性期症状の腰痛や肩こりに今まで以上の高い効果が見込まれます。
 
 
カイロプラクティック施術とマイオセラピー施術を組み合わせることで非常に良いシナジー効果が生み出されます。
 
 
近年では鍼灸とカイロプラクティック、筋膜治療、マイオセラピーなど複数の施術法を組み合わせて施術を行う患者様が増加しています。
 
 
それには社会構造の変化により、カイロプラクティックや鍼灸が誕生した時代に比べるとPCやスマホの普及で、今までになかった身体の変化が起きていることも一つの要因ではないかと思われます。
 
 
例えば、カイロプラクティックが誕生したのは今から約130年前になりますので、日本で言えば明治時代になります。
 
 
この頃の日本では約10年間で国民所得が約28倍にも増加しており、経済構造が第一次産業から二次産業、三次産業へと経済構造が大きく変化しています。
 
 
こういった変化に適していくために、複数の施術法を組み合わせて治療を行うことは自然の流れなのです。
 

虚血による神経異常

 

神経には運動を司る「運動神経」、感覚を司る「感覚神経」、内臓器などを司る「自律神経」の3種類があります。これらの神経への血液供給が滞ることで、現れる症状にも違いがあります。
 
 

  • 運動神経障害:筋肉の過剰な緊張や弱化、関節の可動性に問題が生じます。
  • 感覚神経障害:痛みや痺れなどの感覚異常を呈します
  • 自律神経障害:内臓機能、血管収縮に異常を呈します

 

改善までの流れ

 

硬く凝り固まった背骨周辺の筋肉を弛緩させる

筋肉により圧迫されていた血管が解放され、血流循環が改善

脊髄、脊髄神経、自律神経の虚血状態が改善

神経が支配している各関連機関の機能の回復

慢性的なコリや痛みが解消され、体の柔軟性や内臓機能の正常化